時価総額2000億超え福利厚生領域の最大手「ベネフィットワン (2412)」の事業分析

こんにちは。今回はベネフィットワン(2412)の事業分析について記事を書いてきたいと思います。

 

ベネフィットワン(2412)は主に企業の福利厚生の領域において事業を展開しております。

事業セグメントとしては以下の四つがあります。

  1. 福利厚生+パーソナル+CRM事業
  2. インセンティブ事業
  3. ヘルスケア事業
  4. 海外事業

 

2018年5月に行われた決算説明資料を用いて業績の方を見ていきたいと思います

目標を下回ったものの増収増益を達成

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こちらが業績になりますが売上高は320億ほどあり営業利益は62億あります。業績計画を達成することはできませんでしたが売上、営業利益ともに昨年よりも伸びています。また営業利益率20%ほどあり高収益な事業を運営しております。

 

海外事業以外はしっかり利益成長に貢献

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各セグメントの業績を見ていくと海外事業以外の業績はしっかりと伸びており収益を伸ばしております。 このような構成で今年は3.6億ほど営業利益を伸ばしております。

 

では各セグメントごとの業績についてみていきましょう。

福利厚生+パーソナル+CRM事業

 

まずは福利厚生+パーソナル+CRM事業について説明させていただきたいと思います。この授業ではベネフィットワンのサービスを使うことで同社が提携しているあらゆるサービスを割引などを用いて使うことができます。例えば当社が提携しているジムに加入すると加入費が無料になったらどの恩恵を受けることができます。このようなサービスを企業や個人向けに提供しております。

 

会員数が伸びなかったものの増収増益達成

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福利厚生パーソナル CRM 事業に関してですが売上営業利益ともにほとんど成長させることはできませんでしたが計画を下回る結果となりました。原因としては会員数がそこまで伸びなかったように思われます。ただ来年は売上営業利益ともに成長を見込んでおり営業利益に関しては二桁成長を計画としております。

 

インセンティブ事業

 

インセンティブ事業とは社内のポイントを簡単に発行できるシステムを提供しておりそのポイントを使って同社が提携しているサービスを利用することができます。このサービスによって従業員のモチベーションをあげることができます。

 

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実際に付与ポイントの累積額は右肩上がりで伸びておりそれに比例して業績の方も右肩上がりて伸びております。

来年度の計画も売上営業利益ともに成長を見込んでおりまだまだ成長中の事業でございます。

 

ヘルスケア事業

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ヘルスケア事業では従業員のストレスチェックや健康のサポートを推進するような事業を展開しております。実際に業績の方も右肩上がりで伸びており、営業利益率は高くありませんがおそらく福利厚生の事業で獲得したクライアントに対してのアップセルとして売ってるのではないでしょうか。

 

海外事業

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海外事業は日本と同様の事業を展開していますが現在は売上高は約2億ほどでありまだまだ事業としては大きくありません。

この状態だと今後伸びるかどうかは正直まだまだ不透明ですね。

個人的に東南アジアに住んでいる立場としてはまだまだニーズとして強いようには思えないですね。

福利厚生が充実してるというよりも給与が高いであったり、キャリア開発できる会社を東南アジアの人は好むので。

 

 

国内では従業員の福利厚生やモチベーションを重視するような会社はどんどん増えてきているように思えます。

またそういった領域に事業を展開しているスタートアップも最近は増えてきました。

この領域でここまでの規模で展開している同社は今後も成長できるのではないでしょうか。

また提携しているサービスの数に関しても圧倒的な規模があるのでスタートアップにディスラプトされるリスクもそこまでないと思われます。

 

まとめ

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同社の株価を見てみると過去5年で綺麗に右肩上がりで伸びてきております。PERは50倍を超えており市場からの期待も大きいことがわかります。

海外領域でもっと成長が見込めるような状態でしたら今後の成長も継続的に期待できるのですが今の状態では正直わかりかねますね。

ほとんどの事業で成長を続けている「エムスリー(2413)」の事業分析

こんにちは。今回は常に成長し続けているエムスリー(2413) についての事業分析を書いていきたいと思います。

 

エムスリー では以下の5つのセグメントで事業を行なっています。

  1. メディカルプラットフォーム
  2. エビデンスソリューション
  3. キャリアソリューション
  4. エマージング事業群
  5. 海外事業

それでは各セグメントの事業の業績について決算資料を用いてみていきたいと思います。

ほとんどの事業セグメントが成長

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だいたい全体で見ると売上と営業利益共に20%成長を遂げています。国内も海外もしっかり伸ばしているのはすごいですね。また次の成長の柱となりうるエマージング事業群も売上が約2倍になっており、利益もすでに出しています。

ではそれぞれの事業についてみていきたいと思います。

メディカルプラットフォーム事業

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メディカルプラットフォーム事業では提供サービスを通じて上記の画像のように製薬企業のマーケティングや経営企画を支援しています。現在四半期で約90億も売上が出ており、利益はなんと30億も出しているという巨大高収益事業ですがなぜここまで売上が出せるのか市場環境について見ていきたいと思います。

医師の医療情報取得に関する時間配分

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上記の図にある通り、医師が医療情報を取得するにあたってもっとも活用しているのはインターネットになります。しかし製薬企業はMRに大半の営業コストを支払っています。しかしインターネットでアプローチする方が医師には情報が届きやすいという現状があるのでエムスリー はそこに着目しm3.comなどの医師向けのサイトを運営しています。まあこれだけMRに製薬企業側もお金払っているならインターネットによるアプローチ施策にもっと予算を割いてもいいですよね。

MRとは英訳をすると「医薬情報担当者」。病院の医師や調剤を行なう薬剤師の方々に、「自社の薬に関する情報を提供」するお仕事です。

 

成長ポテンシャルはまだまだある!

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まだまだ成長余地があるとエムスリーは思っているそうで利用企業社数もまだまだ成長余地はあり、一社当たりの単価も新しいサービスを提供することで上げていけるそうです。一社から5億円もらってる現状でもかなりすごいですけどね。。

エビデンスソリューション事業

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エビデンスソリューション事業はCRO事業(Contract Research Organization: 開発業務受託)、SMO事業(Site Management Organization: 治験施設支援)を行なっており、順調に伸びていますね、年間で利益も30億出るほどの事業になっています。

キャリアソリューション事業

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人材紹介事業もしっかり伸びてますね。人材市場はどこもうまくいってるのでその波にしっかりのっかていますね。すでに四半期で21億の利益を出しており、去年全体の利益の70%をすでに生み出しています。

エマージング事業群

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先行投資の時期ではあると思うので利益は出してませんが高い成長率で売上を伸ばしています。しかしこれだけの勢いで伸ばしながらも利益を出しているのが逆にすごいですよね。エマージング事業群では今後の収益の柱となっていくために最先端の医療分野で様々な事業を行なっています。実際の取り組みについて見ていきたいと思います。

 

最先端医療分野で積極的事業展開

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在宅医療分野の会社を買収したり新たな特許も取得など新しい分野にも積極的に事業展開している様子が伺えます。それぞれがどこまで将来性のあるものかどうかは正直わかりかねますが、医療分野でイノベーションを起こせるとホームランを打てる可能性があるので、もしかするとこれらの取り組みの中なら巨大な収益を生み出す事業が出てくるかもしれません。

海外事業

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海外セグメントの業績は上記の画像のように毎年右肩上がりで成長しています。全ての事業セグメントのグラフを見ていきましたが基本右肩上がりでほんとすごいですね。

 

今後の成長戦略

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今後の成長戦略ですが、既存のインターネットサービスの伸ばしていくだけでなく今後は先端医療の分野に積極的に事業を展開していくことでさらなる成長を狙っていくようです。

まとめ

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時価総額は1.3兆ほどあり、PERは67倍と高い期待が市場から寄せられていますが、常に増収増益で市場からの期待に応えており株価も右肩上がりで伸ばしています。今後もまだまだ伸びそうな勢いがありますね。

 

運営サービス数は40以上!創業以来常に増収増益の「SMS(2175)」

こんにちは。今回はなんと創業以来15期連続で増収増益を達成しているSMS(2175)について記事を書いていきたいと思います。

 

SMSは主に4つの事業分野で様々なサービスを展開しています。

  1. キャリア分野
  2. 介護事業者分野
  3. 海外分野
  4. 事業開発分野

SMSの凄いところは増収増益を達成するために常に新しいサービスを展開し続けているところです。またサービスを展開する市場も常に伸びているところに張りつづけています。

日本だと高齢化社会なので間違いなく医療や介護の分野は今後伸びていきます。そういった市場にサービス展開しつづけている同社は凄いですね。

 

まずは事業ポートフォリオについて見ていきたいと思います。

 

40以上のサービスを運営!手堅い事業ポートフォリオを構築

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こちらが各分野において運営しているサービスになりますが、まさかの40以上のサービスを運営しています。ここまで成長しつづけてきた理由がわかりますね。介護や医療領域において様々なサービスを運営しています。こうやって伸びる市場でサービスを作りつづけているのがSMSの特徴ですね。

では業績の方を見ていきたいと思います。

増収は達成するも減益。あくまで計画通りの進捗

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売上高は14%成長でこの規模でもまだしっかり伸びていますね。キャリアパートナーの積極採用により営業利益は減益になりましたが、計画通りの進捗なので問題ないでしょう。しっかりと次への成長に投資ができているように見えます。

では各セグメント別に見ていきたいと思います。

介護キャリア分野が急成長!成長を支える。

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そもそも人材市場が日本では伸びているのでやはりキャリア分野はしっかりと伸びていますね。特に介護分野は昨年度比で40%成長とかなり高い成長率を誇っています。売上の70%以上はキャリア事業からきていますね。

介護事業者分野(カイポケ)も16%成長!

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カイポケも16%成長を遂げており着実に成長を重ねています。会員数は450拠点の増加を記録しています。

下記に簡単にカイポケのビジネスモデルについて説明しておきます。

介護事業者向けにあらゆるサービスをパッケージ提供

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介護事業者向けに月額料金で会員になってもらうことで同社が運営するサービスや営業支援をパッケージ化して支援するサービスになっています。月額利用料金をいただくモデルなので安定的な収益基盤を築いていますね。

海外キャリアビジネスも10%成長!

 

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海外のキャリアビジネスも順調に成長していますね。フィリピンの看護師人材紹介会社MSRを子会社化と書いてありますが、海外はM&Aを中心に事業を展開しているようです。国内で稼いだお金をしっかり買収に使って次なる成長に投資をしていますね。

 

今後の成長性について書いていきたいと思います。

介護・医療・ヘルスケア市場は今後も成長

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まずは市場環境の説明をすると同社が積極的に事業を展開している介護・医療領域においての市場は上記の図を見てわかる通りものすごい勢いで今後も成長すると予測されています。日本は特に高齢化社会で寿命が長いのでこの市場が今後も伸びることは肌で感じれることだと思います。

また人材領域は現在有効求人倍率も高いので同社が行なっているキャリア事業が今後も成長性のあるものだと考えられます。

今後の成長イメージ

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今後の成長イメージとしては同社は上記の図のようにイメージしております。キャリア事業でしっかりとキャッシュを稼ぎながらもそのお金をM&Aなどで海外に投資。そして新しい領域の事業を開発することによって今後の成長を図っていくようです。既存事業も成長市場にてサービスを展開しているので今後も成長しそうですね。

 

まとめ

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株価の方を見てみると今年一年は上がったり下がったりしながらもそこまで変化していないですね。ただ業績の方は常に増収増益を達成しており、今後の成長も見込めそうな内容でした。

また同社の強いところは事業ポートフォリオがしっかりしているところです。例え1つのサービスがうまくいかなくなっても急に売上が落ちることはありません。個人的にSMSの大好きなところは成長に再現性があるところですね。

いろんな事業で展開して成長させつつ収益源を分散させているところは本当にすごいですね。今後も注目していきたいです。

業績絶好調!業績の上方修正で株価が急成長中の「Gunosy(6047)」

こんにちは。今回は3ヶ月ほど前と比べて株価が約2倍にもなっている絶好調のグノシー(6047)について書いていきたいと思います。

 

グノシーは今5つのセグメントで事業を行っています。

  1. グノシー
  2. ニュースパス
  3. LUCRA
  4. アドネットワーク事業
  5. 子会社事業

 

第1四半期決算が絶好調だったグノシーについてまず決算のサマリーの方から振り返っていきたいと思います。

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Gunosy自体は広告宣伝費を3億円ほど削減し今後はDAUの減少を見込んでいましたが新しい訴求によってのユーザー獲得が校長になりDAUは再度安定的に推してきました。

またグノシー以外の授業が新たな収益源として着実に成長期てしてきています。

動画ネットワーク屋レイヤー X の立ち上げなどの新規事業への仕掛けも積極的に行っています。

 

では業績の方を見ていきましょう。

 

営業利益はまさかの約2倍ほどの成長!

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売上高は前年度比53%の成長を遂げており営業利益は何と約2倍になっており8億円を生みだしております。営業利益率も昨年度から上がっており20%以上の営業利益率を保っています。通期の業績予想に対してかなり順調な進捗状況ですね。

 

ではセグメント別にみていきたいと思います。

 

全セグメントで成長! 

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売上構成を見てみると全セグメントでしっかり伸びており一時期はGunocy Adsの売り上げは落ち込んでいましたがまた戻してきておりアドネットワーク事業も含め着実に成長してきています。これはかなり綺麗な右肩上がりのグラフですねー。

 

全てのアプリのダウンロード数も増加

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累計ダウンロード数を見てみると既存事業のグノシーもまだまだダウンロード数が伸びておりニュースパスやLUCRAのダウンロード数も急激に伸びてきており累計で3600万ダウンロードを記録しております。またダウンロードを伸ばしているだけでなくCPA(一件あたりの獲得単価)はだんだん下がってきておりマーケティングの効率はどんどん上がってきております。

 

CPMの向上によりアドネットワークの売上も増加

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アドネットワーク事業を見てみるとimp数はしっかり確保しながら配信アルゴリズムの改善が寄与しCPMが大幅改善されたため売上はものすごい勢いで伸びています。これはグノシーの技術力があるからこそ出来た伸ばし方ですね。

流石にこれ以上はCPMは上がらないと思うので今の成長率を保つためには広告主をもっと獲得するしかなさそうですね。

買収したゲームエイトは急成長 

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またこちらは買収したゲームエイトというメディアですが買収以降の売り上げは右肩上で伸びており直近の四半期では営業利益を約1億円ほど出ています。この勢いを継続すると今年は営業利益4億ほど見込めそうな事業になりそうです。

これもしかしたらGame Withくらいのレベルまで伸びるかもしれないですね。

 

今後の成長戦略

今後の成長戦略としては主に以下の二つがあると思います。

1. 既存の広告事業は垂直統合を進める

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広告事業では成果報酬型の広告や動画アドネットワークの事業を進めていくようです。すでに多くの広告主を抱えているので今後新たな動画フォーマットであったり広告商品を増やしていくのは当然の流れだと思います。広告事業は今後も垂直統合をしていくように思われます。

2. ブロックチェーン事業の立ち上げ

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また新たにブロックチェーンの事業を立ち上げるためにLayerX設立されています。元々グノシーの代表取締役だった人がコミットするほど本気度を感じるので継続的な成長にコミットしている様子が伺えます。もしかしたらホームランあるかもしれないですね。

 

まとめ

 

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株価は一時期と比べて約2倍になる程成長してきています。Gunosy Adsの売り上げが落ちた時に株価はかなり落ちましたがこの短期間で盛り返してきたのはまじですごいですね。

今後成長を支える事業群(ニュースパスやLUCRAなど)があるだけでなく、さらなる成長のためブロックチェーンにも張っていくのでさらなる成長も期待できますね。

現預金も多く先日インドの会社に投資を実行しており、あらゆる領域において次の成長につながる施策に投資しているので今後も継続的に成長すると思っています。3ヶ月前に買っとけばよかった。。。。。。

手堅すぎるビジネスモデル。継続的な成長を続ける「カカクコム (2371)」

こんにちは。今回は個人的に大好きなビジネスモデルを展開しているカカクコムについて紹介していきたいと思います。

 

カカクコムは基本的にメディアサービスを行っています。主要な事業セグメントは以下の3つがあります。

  1. 価格.com
  2. 食べログ
  3. 新興メディア事業

 

これらの三つの事業から主に収益を得ております。

 

では2018年8月に行われた第1四半期決算説明の内容を基にまず業績の方から見ていきましょう。

着実に増収増益を達成

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売上は前年度比の17%成長しており120億ほどあります。また営業利益も9%の成長を遂げており55億を創出しております営業利益率は約40%を超えており高い収益性のある事業を行っています。進捗の方も業績予想に対し順調に進んでいるように思えます。

 

では各セグメントごとに見ていきたいと思います

 

微増ながらも価格ドットコムも成長

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微増ですがちょっとだけ成長しております。 すでにこの事業はこの売上規模で高止まりしているように思えるのでこれから爆発的な成長をすることは正直ないと思っております。

ただ圧倒的なコンテンツ量を持っているのでSEOで上位表示されるようになっているのでこれから急激に売上が落ちることはないと思っています。カカクコムの事業の強みはここですね。継続的に収益を創出できるようなビジネスモデルを作っています。

 

海外で同様のビジネスモデルを展開

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ただこの事業モデルは海外にも全然通用すると思うので同社は国内は今の売上規模を維持しながらも海外事業をしっかり仕上げようとしております。

インドネシア、フィリピン、タイで事業を展開しており三ヶ国合算すると月間利用者数は前年度比で78%成長を遂げており約1400万人が月間使っているようなサービスにすでになっております。

食べログはまだまだ成長中

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食べログ事業はぐるなびと反して右肩上がりでまだ成長を遂げております。成長を牽引しているのは飲食店販促からくる収益が伸びており、この規模でもなお前年度比30%で成長しております。

販促のKPIであるネット予約数は急激に増加

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KPI をネット予約においており食べログ経由からなるネット予約人数は右肩上がりで伸びているので実際に店舗に対して販促の支援を行えております。ただこの領域に関しては Google マップが強くなってきているので今後も常に成長するかと言われると正直微妙だと私は考えております。

 

ユーザーとして現在日本で飲食店を探す時私は正直グーグルマップを使っております。 ちなみに以前は食べログユーザーでした。

Googleの方が日々の行動データを持ってるのでレストランのリコメンドの質はどんどん高くなると思うので将来的にはかなり厳しいのではないかなー。

 

新興メディア事業は急成長

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LCLとガイエが連結子会社となったため売上がものすごい成長率で伸びていますが同社はメディア事業を展開するのがめちゃくちゃ上手い会社なのでこの新興メディアもどんどん伸ばしていくと予想しております。

 

運営メディアのほとんどが急成長

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実際に同社が運営しているメディア事業のそれぞれの売上高の成長率を見てみると映画.comとyoyaQ以外は前年度と比べて成長しております。 中には前年度比140%成長しているようなメディアもあり次の成長を支えるようなメディアを仕込んで入っている様子が伺えます。また人材業界はどこも稼いでおり同社も求人ボックスという人材のメディア事業を行っており月間利用者数は前年度比370%成長とものすごい勢いで成長を遂げております

全体のトラフィック数は着実に積み上げている

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カカクコムグループ全体のトラフィック数を見てみると食べログが正直まだ大半を占めておりますが新興メディアの方もどんどん伸ばしてきており、価格.com食べログの次を支えるようなサービスを仕込んでいる様子が伺えるので今後も継続的に成長していきそうな気がしています。

 

まとめ

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株価はだいたい1年前と比べると一応伸びておりますが3ヶ月ほど前と比べると下がっております。ただ堅実に増収増益を遂げているだけでなく継続的な成長を計っていくために新しいメディア作り続けています。

また多大な売上を創出している価格.comの海外版を作っており、東南アジアのマーケットで今の価格.comみたいな事業を作れるとなると今よりももっと大きな売上を生み出すことも不可能ではないと思っているのでカカクコムは今後も成長していく可能性は十分にあると考えております。

Globalも新たな事業にも攻め続けている@cosmeを運営している「アイスタイル(3660)」

こんにちは。今回はアイスタイルについて書いていきたいと思います。

 

アイスタイルは「@cosme」というコスメ情報の専門サイトを運営しています。女性の方なら1度は訪れたことはあるのではないでしょうか。

@cosmeのユーザーデータや記事広告によって企業の販促支援であったり、実店舗やECなども運営している会社です。

では早速業績の方から見ていきましょう。

 

前年度比150% 成長を遂げ業績予想も達成!

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売上は150%成長で280億を記録しており、営業利益も約150%成長で21億円出しています。業績予想もしっかり達成しており絶好調ですね。またアイスタイルは会社設立以来常に増収増益を達成しています。

 

ではセグメント別に見ていきたいと思います。

収益の柱の事業も微増ながらも成長

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収益の柱であるOn Platform事業でも微増ですが順調に右肩上がりを遂げています。ここでの売上は運営している@cosmeのタイアップ広告による売上やアフィリエイト広告などからくる売上を指しています。

また有料課金サービスも提供しているのでプレミアムユーザーからの収入も入っています。

ECと実店舗事業が成長を牽引

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こちらが実際に運営している実店舗やECからくる売上を指しています。@cosmeによるユーザー基盤があるため送客力があるのでどちらも伸びています。特にECは順調に伸びており140%成長を遂げています。また営業利益率も上がってきています。

 

将来の成長のためのGlobal事業も大幅増収!

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こちらGlobal事業セグメントですがむちゃくちゃ伸びていますね。先行投資時期だと思うので営業利益は出ていませんがものすごい勢いで伸びています。どのセグメントの売上も順調に伸びておりグローバルでもやっていけるとなると今後の継続的な成長性を感じますね。

 

人材派遣事業も着実に成長

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人材派遣事業もなんと240%成長という大幅成長を遂げていますね。人材系の事業はどこも調子いいのでこれは日本市場のおかげですね。

 

全体としてみるとほとんどの利益はOn Platform事業からきていますがそのお金を使ってしっかりとグローバル事業やECに先行投資できています。実際に実店舗・EC事業はしっかり伸びており次の大きな収入源となりそうな勢いですね

 

中期経営計画によると2年後には約2倍の成長見込み!

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今後の目標としては2019年は360億円を見込んでおり、2020年は500億と高い目標を置いていますが上記の図を見てみると実際の展望が書かれています。

On Platform事業

ブランド向けに「ブランドオフィシャル」 というマーケティングソフトウェアを提供しそちらでもっと伸ばしていく予定だそうです。

@cosmeのユーザーデータを利用してブランドのトレンドをチェックしたり実際のユーザーにコンテンツを届けることができます。月額は50万円となかなか強気な値段設定な気がしましたが大手企業しか相手にしないのであればこれくらいの予算は取っていけるとも思います。

 

Beauty Service事業

取扱ブランド数を増やしていくことで売上増加を見込んでいく予定です。今までも順調に伸びてきており、店舗数と実際の取扱ブランド数を増やすことで1店舗当たりの売上も増えるので確かに達成できる可能性はあります。

 

Global事業

進捗はいいのでこの中期目標はこのまま行けば達成できるだけでなく大幅に上回る可能性はあります。M&A3社してるのでそこのPMI次第になりますね。

 

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成長可能性として上記の図を見てみると化粧品における広告宣伝費は6200億円ほどありアイスタイルの広告売上を見てみると約1%程度しかないのでまだまだ成長余地は確かにあります。

また実際に化粧品の市場自体も微増ですが伸びてはいるかつインターネット広告市場も伸びているので予算はデジタルに今後もシフトしていくので市場のポテンシャル的にもまだまだアイスタイルは伸びる可能性があると思います。

 

まとめ

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アイスタイルは@cosmeのユーザーデータを活かしていろんなポイントでマネタイズしておりビジネスがうまい会社ですね。

M&Aなども積極的に実施しており国内だけでなくグローバルにも積極的に攻めています。実際の株価を見てみると一時は時価総額1000億ほどあり高い期待を市場から寄せられていますが、まだ伸びると思います。

ただ今後爆発的に株価が伸びるとすると新しくローンチした「ブランドオフィシャル」事業次第だと考えています。月額50万でむちゃくちゃ粗利率の高い事業になるのでもし200社導入するだけでMRR1億になりしかも安定的に収益が発生します。

まだローンチ仕立てたのでなんとも言えないですが今後のブランドオフィシャルの進捗とその時の株価次第でアイスタイル株の購入を考えますね。

 

 

楽天証券について個人的な感想も含めてメリットをまとめてみた

こんにちは。今回は僕が株式取引で使ってる楽天証券口座について書いて行きたいと思います。

正直株式取引するにあたっての口座選びはぶっちゃけ何でもいいんじゃないかなって思ってますw

僕が楽天口座を選んだ理由は楽天カード楽天銀行をセットで作れて特に手続きも面倒くさそうじゃなかったので作りました。

楽天のサービス使っておけばポイントも貯まるのでこっちのほうが良いんじゃないかなと思ってたのと、僕がネット業界に勤めているのでネットサービスの使いやすさはかなり重視してるのですが、楽天はわりと使いやすそうだなーと思ったので楽天証券口座を開設しました。

 

あとで調べてみると楽天証券が人気があることがわかったので自分の学習のためにもどんなメリットがあるのか自分の体験も含めてまとめてみたいと思います。

楽天証券の口座開設はこちらから

 

 

どんなメリットがあるのか?

個人的には以下の4つがメリットだと考えています

  1. 豊富な商品ラインナップ
  2. アプリが見やすい
  3. 取引に応じてポイントがたまる
  4. 日経テレコンが無料で見れる

それぞれのメリットについてまとめてみたいと思います。

 

豊富な商品ラインナップ

まず商品ラインナップに関してですが、国内だけでなく海外株式なども取り扱っており再建や投資信託などいろんなサービスを提供しています。

資産運用がめんどくさい人向けのロボアドバイザーのサービスなども提供しており、いろんな資産運用ニーズが満たせると思います。

個人的には海外株式も扱ってるのは魅力ですね。最近はIPOの取り扱いも増えているのでもしIPO株を狙っているのであれば楽天証券はオススメですね。

楽天証券の口座開設はこちらから

 

 

 

アプリが見やすい

iSPEEDっていうアプリで保有してる株式の情報などが簡単に観れたり損益を確認したりすることができます。

またアプリ内で簡単に注文できるので、たまーにすごい良い銘柄が暴落しててチャンスだなと思ったらアプリから買い注文入れてますね。

他のアプリ使ったことないのでわからないのですがこのアプリの完成度はわりと高めかと思いますね。

取引に応じてポイントがたまる

国内株式手数料コースを超割コースにするだけで、取引手数料の1%をポイントバックされてまた、超割コースの大口優遇を達成すると、ポイントバックが2%になるらしいです。(全然知らんかった。。。w)

 

こちらのブログを見てみると楽天のサービス使ってる人はこのハッピープログラムにエントリーした方がよさそうな感じですね。

楽天証券を12年使った口コミ!悪い側面まで赤裸々に公開!メリット・デメリットを徹底解説 - The Goal

 

しかもハッピープログラム見てみると1番最上級の優遇(スーパーVIP)になるとATM利用手数料7回無料/月などいろんな特典がありますね。ちょっとこれは流石にエントリーしないと。

楽天スーパーポイントが貯まって使えるハッピープログラム|楽天銀行

 

日経テレコンが無料で見れる

日経テレコンていう本来は有料であるコンテンツが楽天証券に口座を開設すると無料で購読することができます。

なので経済や株の情報に対して情報収集したい時に使っています。相場に対してのコンテンツが多いですね。

こういった信頼度が高いメディアを無料で購読できるのはかなりメリットがあると思っています。

 

まとめ

めちゃくちゃ簡単にメリットをまとめて見ましたが、個人的にはポイント周りは魅力に感じました。正直投資が成功すればこれらのメリットは誤差の範囲内でしかないので株式投資を始めるなら開設しやすい口座で良いと思います。

個人的には口座開設もめんどくさくなかったですし、アプリなども使いやすいので楽天証券には満足しています。

まだ国内株式しか試してないですが今保有してる株式からもしわりとリターンが見込めたら海外株式にも手を出してみたいと思ってるので取り扱い商品が多いのは選択肢が増えるので良いですね。

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